アフィリエイト広告を利用しています

広告

posted by fanblog
キャンペーン

ブログ内をgoogle検索

筆者お気に入りの記事
リンク集
カテゴリアーカイブ
月別アーカイブ
https://fanblogs.jp/gblues/index1_0.rdf
プロフィール

Green BLUE South
http://gblues.z721.com/ よろしくお願いします
最新記事

広告

posted by fanblog
2009年08月14日
投機はジャンケン
ミもフタも無いタイトルなので、真面目に投機に取り組んでいる人から怒られそうですが…
でも大事なことなので。

まさか日本人でジャンケンを知らない人は居ませんよね。
グー・チョキ・パーのどれかを相手と同時に出し、出したシンボルの優劣で勝敗を競います。
1対1で戦うなら、自分も相手も3つのシンボルのひとつを選びますから、
勝つ確率、負ける確率、あいこの確率はそれぞれ3分の1です。

にもかかわらず、ジャンケンでは、それが「強い」人と「弱い」人がいることに異を唱える人は少ないでしょう。
自分が知る限りでも、ちょっとした必勝法というか、セオリーはあります。

5割を超える勝率を目指したい人は、その相手によって戦略を変えることです。
気の弱い相手とやるときは、変化を好まないので、同じシンボルを出しやすい傾向があるようです。
こちらがチョキ、相手がパーで勝ったあとも「次は勝てるかも」と、同じパーを選んでしまいやすい。
なんだか含み損を抱えながら無限ナンピンを繰り返す個人投資家に似ていますね。

逆に、5割を割らない勝率を目指したい人は、選択に恣意的な要素を一切排除することです。
たとえばサイコロを振って、1,2ならグー、3,4ならチョキ、5,6ならパーという具合。
こんな相手にぶつかったら、上記の必勝法も、まるで役に立ちません。
自分とサシで勝負しても、負けは無いけど勝ちはありません。
無限ナンピン地獄からも逃れられるし、いいことずくめ。
…ではないですよね。これでは一生勝てません。

市場で短期売買を行う場合の必勝法は、このジャンケンの必勝法に似たところが大いにあります。
似たような競技にポーカーや麻雀があります。
麻雀やポーカーには競技プロ制度がありますが、かなり強い人でもトッププロを目指そうという人はあまり居ないのではないでしょうか。
なぜならどうしても運の比重が高いので、そのときの運の流れで、どうしても勝率にばらつきが出るからです。
運のめぐりが悪いところを、負け続け堪え忍ぶことは、かなり精神力の強い人でも容易ではありません。
私なんてとても無理だと思います。

デイトレーダー(あるいはディーラー)の世界でも、強いと言われる人ほど、神棚をまつったりお参りしたりしているそうです。
これは運を引き寄せるためというよりは、不運にみまわれたときでも心のブレを少なくするために違いないと思っています。

トレーダーはレバレッジドプレーヤーで、市場で二番目に弱いプレーヤーです。
窮地に立たされたとき、助かる見込みのほとんど無いプレーヤーとも言えます。
出来るだけ危険な立ち位置に回らないよう、常に気を配らなくてはなりませんが、
それでも手のほどこしようがない局面に晒されることは何度かあるでしょう。
自分の不運を呪う前に、まず死なないこと、とどめを刺されないことを考えなくてはなりません。
それが出来ずに周囲を巻き込んでムチャクチャにした例など、ニックリーソンやLTCMをはじめ、市場の歴史を紐解けば枚挙にいとまがありません。

同時に、まっとうな人間であれば、目指してはいけない世界なのではないかとも思います。
十分に満ち足りていて、幸せであるのに、わざわざ不運にまみれた世界に足を踏み入れる必要はないです。
たとえどんな優れたトレーダーになって、危機回避能力が身に付いたとしても、ある日突然人生がボロボロになる確率はゼロではないです。
それは交通事故よりは低いかもしれませんが、飛行機事故に遭う確率よりは高いと思います。

…と、これだけ書いても、足が向いてしまう人は向いてしまうんですけどね…
かくいう私も、その一人です(;^_^A

この記事のURL

×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。